「メガネ越し、傍目八目(おかめはちもく)、右も左もぶっ飛ばせ!」








      史上最強。大阪のおばちゃん。





ちょっと前に、ボランティアの若者がイラクへ入って
さらわれちゃったことありましたね。
あの時、捕まっちゃった人の兄弟達が外務省の役人に
、今にもつかみかからんばかりに
「即時、自衛隊を引き上げて家族を救え!」と、
どなりちらしたことおぼえておられますか?



あの後、勝手に危険なとこへ入っていって、
挙句の果てに国は責任もって、即刻、助けろとは、
と全国から袋叩きにあって次の日、全員でテレビの前にて
「ゴメンナサイ」させられた、例の一件です。




あの時、テレビで偉い評論家達が
「日本人のボランティアに対する認識の低さ」
「これでは国際社会に対して、とても先進国とはいえない」
などなどおっしゃっておられました。
生意気ですけど笑っちゃいました。
それを聞いて学者てダメなやつ多いなと思っちゃいました。




あんなもん、ボランティアに対する認識とかそんなめんどくさい話とちゃいます。
要はあの家族は、日本人がみんな持ってる
「大阪のおばちゃんの心」に火を付けちゃったわけです。




あんなん、はじめに「みんなの迷惑も考えず、
身勝手な行動でこれだけの皆さんに心配と、ご迷惑を掛けて・・・・」と、
後は言葉につまっときゃ、
「大阪のおばちゃんの心」は
「かわいそうになあ、そんなとこに行ってまで人助けしよなんて
なかなかできることちゃうで。外務省のおっさん、なんとかしたらんかいな!」




ところがこの家族、いきなり逆噴射しちゃったもんやから
「なんやさえらそうに、誰も行けてゆうてへんのにかってにいっといて
ようあんな勝手な口きけるとおもわへん?あ〜あつかまし!」
と、こうなっちゃった訳です。




そうです。えらいセンセがおっしゃったような難しい話ではなく
、ものは言い様、口の聞き方がまちごてただけの話です。
その間違いが全国の「大阪のおばちゃんの心」を怒らせちゃった訳です。




大阪のおばちゃんは難しい話はわかりません。
でも、物の見方はまさしく正鵠を得ています。
おもろいだけとちゃうねんで!