「メガネ越し、傍目八目(おかめはちもく)、右も左もぶっとばせ」
遂に果たしました!祇園祭デビュー。
七月十七日、午前十時 快晴。
町内を出発した我らが橋弁慶山は、集合場所の四条烏丸へ。
ここから巡行のスタートが切られる。
前が つかえてて、待つこと三十分。
じりじりと太陽が肌を焦がすが、不思議と気分は高揚の一途をたどる。
お山の下には折りたたみの椅子と冷たいお茶やカチカチに冷凍したお手拭。
椅子に座って頂いたお茶のおいしかったこと!
しばらくすると出発のお声がかかる。
南を向いていたお山が、烏丸を左折し、四条通りを一路東へ。
その時 目に飛び込んできたのは、炎天下の中
通りの両脇を埋め尽くした人、また人と 遥かかなたに仰ぎ見る八坂の門。
それを見た瞬間、私の頭の中で小さいお稚児さんがしめ縄を切って、
私のなかの 結界をとき放しました。あとは四条河原町まで、ほとんどトランス状態。
歩きながら「これ、どっかで見た気がする」デジャヴーを感じるなど、
神さんと一緒にいるという感覚を 生まれて初めて体感するという、貴重な経験をしました。
裏話もありますが、今日はここまで。でも、はっきりいえる事は、
「私、はまりました」です。