「メガネ越し、傍目八目(おかめはちもく)、右も左もぶっとばせ!」




オークスは G1史上初めての同着となりました。
なかなか見ごたえあるゴール前でしたね。



さあ、来週はいよいよダービー。何度も言うように 
超ハイレベルのジェネレーションによる熾烈なる戦いになりそうです。



ヴィクトワールビサ、ペルーサローズキングダム
ダノンシャンティヒルノダルーム、エイシンフラッシュ
ルーラーシップ、リルダヴァル、トゥザグローリーアリゼオ・・・・・・
などなど、例年ならみんな重賞ふたつくらい勝っていても
何の不思議でもないメンバー。でもダービーの栄光はひとつだけ。
考えてみれば勝つ馬を除けば「生まれた年が悪かった」
と考えるしかないほどの層の厚さです。




その中に一頭、面白い馬がいます。名前はレーヴドリアン
ダービー馬スペシャルウイークの子で芦毛
勝馬きさらぎ賞二着。
例年ならゆっくり出走権を得てるところですが
いかんせん今年は事情が違う。賞金を加算するためにトライアルの京都新聞杯へ。
しかし残念ながら三着どまり。一旦諦めかけたダービーでしたが
回避馬が出て滑り込みで出走権を得た馬です。



この馬、何がおもろいかというと、とにかくゲートがひらくと
歩いとんのとちゃうやろかというぐらいテンの足がない。
(スタートダッシュがない)
よかったら一度ユーチューブで皐月賞のスタート見て下さい。
ゲートがひらいて五秒後には十二、三馬身離されてました。



長いこと競馬を見て追い込み馬もたくさん見てますが
こんなスタートの馬、見たことありません。
必ず出遅れる馬とかいましたが、この馬スタートは普通にきるんです。
が、そのあと歩くんです。ジョッキーもゲートが開くと同時に
全力で追うんですが、「我関せず」であっというまに最後方。
レース後半でようやくエンジンが掛かり
もちろん直線では怒涛のごとく追い込んでくるんですが
いかんせん前半の借金が払いきれない。



今年のような稀に見るハイレベルの年にこんな脚質では
通用しないと思いますがレースぶりがなんとも個性的。
うまいこといって掲示板の片隅ぐらいに載らんかなぁ。
複勝ちょこっと買って応援してみよかな。



いずれにせよ、あと一週間、最強世代の最強馬が誕生します。
それでは皆様、グットラック。