。[オーナー日記]   






「メガネ越し、傍目八目(おかめはちもく)、右も左もぶっとばせ!」




またしてもと高かった世界の壁。それにしても完敗でした。
レース後、テレビを見ていて思い出したのは
先だってのサッカーワールドカップのこと。
「自分たちのサッカーをやり通す」といって結局通用しなかった。
相手は世界の強豪。自分たちのサッカーはやっても勝てなかったし
まともにはやらせてもらえなかった。




今回、連覇したトレブの調教師が
凱旋門賞はあの位置から勝てるレースではない」と言い
フランスのマスコミは
「どうして日本の騎手は外へ外へと消極的なレースをするのか」
と述べていましたが、理由は一つ、それでも勝てていたから。





ところが世界ではそうは問屋が卸さない。
凱旋門賞を勝つ馬は、直線で肉弾戦の末に抜け出してくる。
数年前のサルカヴァなんて猛獣みたいに直線で躍り出てきた。





最後にフランスの紙面はこう書きやがった。
「観客席にペリエ(凱旋門賞四勝)がいてレースを見てたんだけどネ」
あーくやしい!!!!!!
日本に現れることを切に願う。
直線、力ずくで相手をねじ伏せる名馬が生まれることを。