「おかめ はちもく 右も左もぶっとばせ」





史上最強世代の呼び声に違わぬ、最高のダービーでしたね。
それを如実に表したのが皐月賞上位五着までダービーにおいてすべて掲示板に載ったこと。
いかに安定した実力馬どうしが、がっぷり四つに組んでの力と力のぶつかり合い。
まさに サラブレットの美しさと競馬の醍醐味を見せつけた歴史に残るレースでした。





優勝したマカヒキは好スタートでサトノダイヤモンドを見ながらの
絶好のポジションが取れたことが最大の勝因でしょう。
直線でちょっと窮屈になって遅れをとりましたが、そこからの差し足の強烈な事。
サトノダイヤモンドとの馬体を合わせてのデットヒートは永遠に語り継がれるでしょう。





きさらぎ賞でのサトノダイヤモンドのレースぶりを見たファンの中で
「今年のダービー馬は決まり」と思われた方も数多くいらっしゃると思います。
八センチ差なんて勝ったも同然。落鉄という神様のいたずらさえなければ・・・・





直線ですこしふくれたディマジスティーも、ゴール前ではMAXだったとおもいます。
蛯名騎手の夢は来年以降に引き継がれます。





百パーセント理想的なレースをしたエアスピネル
武豊騎手曰く「生まれた年が悪かった」本音だと思います。





前半掛かって折り合いを欠いたリオンディーズ
それでも最後は最速の上がりで G1馬の意地を見せました。






さて、今年の秋。ディマジスティーは早くも菊花賞の出走を表明しましたが
マカヒキサトノダイヤモンドには、二冠馬ドゥラメンテとともに
史上最強世代ダービーの1、2着馬の揃い踏みを フランスの空のもとで見せてもらいたい。
まっとけ欧州馬。今年の日本馬はちょっとうるさいド!