みなさんこんばんは。
今日もブログのお時間です。
先日MYKITAのイカス新作を仕入れたので今から届くのが楽しみです。
ということで今日はレンズのコーティングについてです。
通常透明の眼鏡のレンズの場合反射防止コートはデフォルトでついていて
そこにオプションで耐傷コートやルティーナ(UV420)等を付けたりしております。
反射防止コーティングはその名の通り、
レンズの表面に反射する光を和らげるコーティングでして
反射防止してないと白く反射してしまうのを柔らかい緑の反射光に変えてくれているのです。
透明の度付きレンズだと反射防止のコーティングがないと
反射のちらつきが気になってちょっとうっとうしいんですよね。
で、今日ご紹介したいのは裏面マルチコートというものなんですが
これが何かといいますと、わざとレンズ表面の反射防止をしずに
レンズの裏面だけ反射防止をしているコーティングなのです。
なんでそんなことするの?と思いますよね?
これがサングラスにしたときに結構違いが出てくるのです。
今日はちょっと文字が多いので一先ず写真を見て頂きましょう。
カラーは同じで比べてみました
まずは反射防止コートあり
天気の良い日に外で反射防止コートありのレンズを白い紙に乗せてみました。
下に描かれた目が透けて良く見えますね。
では、裏面マルチコート
白い紙に描いた目がレンズ表面に反射した白い光ですっきり見えませんね。
これによってサングラスらしい雰囲気がでるのです。
そしてスッと透けてないのでレンズのカラーが若干ですが濃く見えますね。
で、レンズの表面は反射防止コーティングなしで
裏面も反射防止コーティングなしだと、この白い光がちらついてちょっと見えにくく感じてしまうこともあるんですよ。
ということでレンズの裏面は反射の防止のコーティングをちゃんとして
快適に見える状況を作りつつ、人から見られた時の雰囲気もこだわって作ることが出来るのが裏面マルチコートなのです。
ちょっと室内でも見てみましょう
室内で見た反射防止コートあり
手の上に乗っけてみました。
レンズはしっかり反射を和らげてくれているので
手の状態がスッと見えますね。
続いては裏面マルチコート
結構しっかり室内の照明を反射しているので
手の様子がなんとなくわかるよーって感じですね。
個人的にサングラス作るときは好んで裏面マルチコートを使っています。
その方があんまり度付きのサングラスっぽく見えなくて
自然で格好良いかなと思うのです。
ただ、このマスク時代でマスクしながらサングラスを使うことを考えると
そこそこ濃いカラーいれても目元が相手さんにスッと見える
反射防止コートをしてもよいのかなと思います。
やっぱり対面する相手さん的には目元まで隠れ気味になると
ちょっと落ち着かないかもしれませんしね。
ということで今日はレンズのコーティングについてちょっとお話致しました。
また店頭でもいろんなお話をして使いやすいコーティングを一緒に探りましょう。
では、今日はこの辺で。
天