「くたばれ、眼鏡情報!人まね禁止」

「書いてるやつらも素人だ!大丈夫!書を捨てて街へでよう」






「笹蔵」の大将、西村さんは
「ぐじ(アマダイ)、あれは鯛やのうて べら科です。
そやから べらの刺身を食べはった時、ぐじみたいに
ちょっとモチモチした食感がありましたやろ。」




「釣りにいったら、まったくの外道扱いで
【なんや べらか】と、うっとうしがられるけど、とんでもない。
ホンマはものすごく美味な魚やけれど、そのイメージと 
もうひとつ、皮がすごく硬くて調理が大変。
家庭では まず、むずかしい。
オマケに、ちょっとでも鮮度が落ちると、まったく使い物にならん。」




「そんな訳でなかなか流通しない。それと刺身にするぐらいのものは、
かなりの大きさがいります。恐らく、そこのご主人は、
市場関係、もしくは漁師に 直接、声をかけて
【刺身に使える大きさのが釣れれば、すぐにもって来てくれ】
言うたはったに違いない。森さん、ついてましたなあ。」



ホンマについてました。
どや、羨ましいやろ!羨ましい話はまだ続く。