「メガネ越し、傍目八目(おかめはちもく)、右も左もぶっとばせ!」




朝青龍やっちゃいましたね。
横綱の品格もなんも、あったもんじゃありません。
というより、刑事事件の加害者です。
これでは他の外国人力士も迷惑な話です。




力士の品格で思い出した話があります。
何回かに分けてお話してみましょう。



お若い方はご存じないと思いますが
(もっとも私も生まれた前後の力士です)栃錦という名横綱がおりました。
いまの貴乃花親方の伯父さんにあたる先代の横綱
若乃花とともに栃若時代を築き
引退後は春日野親方として理事長も務め、相撲界を引っ張ってこられた大功労者です。
その名横綱が引退後、親方として若い力士を指導されてた時に事件はおこりました。



朝から稽古が始まり、大きな体をした若手力士たちが明日の横綱を夢見て
四股を踏み始めます。親方も土俵のある稽古場におりてきました。
すると大きな力士の中にひとり、蚊トンボのような体をした青年が
その細い体にまわしをつけて、みんなに交じって四股を踏んでいたのです。
その青年とは、なんとのちにお笑いタレントとして活躍し
今は故人となられたあのポール牧さんだったのです。



なんでポール牧さんがまわしをつけてそんなところに?
続きは次回、待てしばし。