良い眼鏡とはなんなのか 福井の眼鏡工場見学。



みなさんこんばんは。

先日ちょっと福井の方まで眼鏡の工場見学に行ってまいりました。

昨年に引き続きフォーナインズの工場をいくつか見学してきましたので

ちょっとその事について書きたいと思います。



今年は暖冬なので福井にも雪は積もっておらずでした。

福井といえばコレ、眼鏡マークの看板ですよ。

工場でいろんなものを見させて頂いてきたのですが

やはりちょっと公開出来ないものが多く、ちょっと旅行記みたいになってしまいそうですが続けます。



ちょっと唯一工場見学部分で公開出来そうなのがこの写真です。

今年の新作のO−40Tですね。

これの部品がどういうながれで作られていっているかがなんとなくわかるようになっていました。

チタンのフレームが出来るまでの流れをざっくり言うと


1、部品メーカーさんが材料メーカーさんからチタンの線材を仕入れてくる。

2、部品メーカーさんがフレームの設計図の指示を見てパーツを作る段取りをする。

3、組み上げ、仕上げ担当のメーカーさんが部品メーカーさんで作ったパーツを組む。

4、組み上がったフレームにカラーを乗せるためメッキメーカーさんに出す。

5、メッキメーカーさんから上ってきたフレームを仕上げ、検品して納品。



こんな感じの流れです。

で、上の写真は2番の所ですね。

部品メーカーさんの所で撮った写真です。

この一個一個小さいパーツも元はチタンの線材なんですよ。

それをプレスしたり、抜いたり、焼き入れしたり、またプレスしたり、磨いたり

手間のかかる作業を繰り返して形にしています。

どこかの工程で手を抜くと組み上げた時にうまくいかないので

気を抜けない作業が続きます。


これは眼鏡だけではないと思うのですが、ちゃんとしたものを作ろうと思うと

本当にめんどくさくて手間のかかる事がいっぱいです。

どこの工場を見た時も皆さん黙々と自分の仕事をしっかりこなしてる姿が非常に印象に残ってます。

材料メーカーさんから、部品メーカーさん、仕上げのメーカーさん、メッキのメーカーさん

どのメーカーさんも日々自分の仕事がちゃんとした眼鏡になるよう

こつこつと真面目にモノづくりをしてらっしゃいました。



雑に言ってしまえばたかが眼鏡なんですよ。

「別に安いのでええやん、見えればいいし。」

確かにそうかもしれないんですけど、されど眼鏡なんです。

掛け心地が良かったり、見え方、見られ方が良かったりする方が気持ちが良いんですよ。


そしてそんな眼鏡を作ろうと思うと結構めんどくさい段取りを踏まないと出来ないんです。

フォーナインズの眼鏡はそんなめんどくさい仕事をコツコツ積み上げて出来てます。

何人もの人の手を経て一本の眼鏡が出来上がります。

その誰もが眼鏡になった時、人に掛けてもらう時の事を考えて作ってます。

そういう物が良い眼鏡なんじゃなかろうかと思った工場見学でした。


なんだか字が多くて写真が少ないのでアレなのですが

そんな事を感じた福井工場見学でした。






さて、眼鏡の写真があまりないので引き続き福井の写真を(笑)


恐竜押しの福井ということで電車を降りてすぐのベンチに座っていた恐竜。

夜みたらちょっとびっくりしそうですね。



いやー、もっと伝えたいことはいろいろあるのですが

また店頭でたくさんお話しできたらと思いますよ。

では、今日はこの辺で。