「メガネ越し、傍目八目(おかめはちもく)、右も左もぶっとばせ!」




大文字の送り火も終わり、そろそろ秋の兆し
・・・・と、いうわけにはまいりませんね。
まだまだ厳しい日差しの中
甲子園は、東海大相模VS興南の決勝戦となりました。



私もこの年になっておりますので、歴史に残る試合を何度もライブでみています。
三沢VS松山の決勝戦十八回引き分け再試合は、たしか中学一年だったと思います。
怪物江川が広島商業の軍門に下ったのは高校二年生の時。
星陵VS簑島の死闘は眼鏡学校の時だったかなぁ。
いろんなシーンが目に浮かびますが、試合だけでなく
その他の場面も覚えている事も数多くあります。



バンビと言われた東邦高校の一年生、坂本投手と
勝戦を戦うことになった東洋大姫路の監督がそのインタビューで
「日本中の高校の野球部の部員で,試合どころか
ベンチにすら入れずに、汗と泥にまみれて
三年間の野球生活を終える部員が何万人といる。
その彼らの為にも、絶対に一年生ピッチャーに優勝させてはならぬ」
と、闘志をむき出しに熱く語ったこともありました。



開会式で選手宣誓の時、画面の一部分に
顔をあげずに、ひたすら息子の宣誓が無事終わるようにと
目を閉じて両手を合わせて拝んでいた母親。
その母親が無事に宣誓が終わった途端、周りにいる人から
おめでとうと肩を抱かれて、号泣していた姿などなど
思い出は尽きません。




さて、今年はどんな思い出を私たちにプレゼントしてくれるのでしょうか。
両校の健闘を期待しましょう。