「くたばれ、眼鏡情報!人まね禁止」
書いてるやつらも素人だ!大丈夫!書を捨てて街へでよう
      ・・・・・続、さらばブランド、こんにちは、わたし・・・・・


信じられないかもしれませんが、今から十八年前に,金子眼鏡<イムズ>が
オーバルメタルフレーム<シンプルなごく普通のフレーム>を作って、あるお店に見せたところ、
その店いわく、「君、もっとまじめにデザインしなさい」と、いわれたそうです。

ちなみに、そのお店は、いま、コンセプトショップとして、売り出しています。
<だから言ったでしょ。本に書いてる人も、売ってる人も、恐れるにたらず!>

そんな時代に、今から思えば、無茶な店をオープンしたものです。福井のメーカーをそれこそ犬のように、
はいずり回りました。そこで、私が目をつけたのが、いわゆるデッドストックでした。

メーカーのちょっとした出来心、油断、もしくは勘違いによって、作られたそのフレームは
当時の売れ筋にはない、ユニークなデザインを持ちながらも、その時代に、なかなか理解を得られずに、
悲しく倉庫の奥に眠っていたのです。
私はそのフレームたちに、声をかけました。

「起きろ。出番だ!」          続く。