眼鏡越し 岡目八目、右も左もぶっ飛ばせ!


サムライジャパン 負け逃げ」「サッカーに唾を吐いた」 
いろいろ紙面を賑わしておりますね。
今回の試合で私は、二十五年前 の星稜VS明徳の試合を思い浮かべました。





あの松井選手の五打席連続敬遠です。試合中に、罵声を浴びせられるは
メガホンは投げられるわ、明徳の選手は痛く傷つき、なかには
「もう二度と甲子園には来たくない」とまで言った選手もいました。





次の日の夜に 当時深夜放送で「Xテレビ」という番組がありました。
司会は上岡龍太郎島田紳介
開口一番、上岡龍太郎島田紳介
「君、昨日の試合見てなんか思うことあるか?」
「ぜんぜん。だってルールやもん」
「そやろ。あれを批判するて、いかに日本のスポーツジャーナリストのレベルが低いか」
そんな話でした。卑怯な明徳という意見が多数を占めてる中での発言
私も全くの同感でした。






よく考えてみればわかることです。もしも、あのPL学園が相手なら
あんな作戦とれたでしょうか。だってそうです。
ノーアウトランナー一塁で、清原を敬遠できますか?
後ろのウエーティングサークルで、桑田が素振りしてるんですよ。
もし桑田に外野を割られたら、その時点で試合は決してしまいます。






ところが明徳のベンチは
「ウエーティングサークルで素振りをしてるのは、桑田ではない」
まさに見切り千両。見事に相手の力を見抜いたのです。
明徳ベンチのファインプレーでした。





それでも世論を気にした高野連は、会長所見という形で
「正々堂々と戦うことが高校生としてのあるべき姿」
冗談じゃない。
それなら「一試合につき、同一選手にたいする敬遠は 二個まで」ルール作ればいい。






すなわちあの所見で 高野連
「処女でない女は、悪い女だ」と言ったわけです。






サムライジャパン。気にすることなんか何もない。
堂々と胸を張って七月三日、
ピッチにその雄姿を現してください。